BIツール「WebFOCUS」新製品、OpenOffice.orgの「Calc」でBI実現


 株式会社アシストは4月6日、BIツール「WebFOCUS」のオプション製品として、OpenOffice.org(OOo)の表計算ソフト「Calc」に対応した「Calc Report Generator」を発表した。

 アシストが取り扱うWebFOCUS(開発元:米Information Builders)と、OOoのCalcを連携させるオプション製品。アシストの販売・開発パートナーである株式会社ティー・シー・エフ(以下、TCF)が製品化した。アシストとTCF共同で同日より販売する。

 WebFOCUSは、Oracle Database、DB2などのデータベース、SAPをはじめとするERPパッケージ、Webサービスなどのさまざまなデータと接続するWebレポーティングツール。定型・非定型を問わず、豊富なレポート作成機能により、エンドユーザーから経営層まで全社規模で幅広く活用できるのが特長。

 オプション製品となるCalc Report Generatorでは、Calcで作成された帳票テンプレートに、WebFOCUSで作成されたデータを自動的に設定。想定されるさまざまなタイプの定型帳票(実績管理表、分析レポートなど)に対応し、設定情報を登録するだけでWebFOCUSと連動した定型帳票を自動的に生成する。これにより、Calcマクロを作成しなくても定型帳票が作成できるため、開発費を大幅に削減できる。

 価格は50万円(税別)/ライセンス。アシストとTCFは今後1年間で25ライセンスの販売を見込む。




(川島 弘之)

2010/4/6 15:29