独SAP、クラウド・コラボツール「12Sprints」の正式版「StreamWorks」を提供開始


 独SAPは3月30日(現地時間)、エンタープライズ向けのオンラインコラボレーションツール「StreamWorks」の提供を開始した。2月に「12Sprints」という開発コード名で発表したクラウドベースのコラボレーションツールの正式版。価格は1ユーザー月額9ドル。

 SAPがBusinessObjectsブランドで展開するBI機能を統合。会議などの予定、チーム内での優先事項の決定、SWOTメトリクスなどの機能を備える。人、情報、ビジネスメソドロジーを1つの場所に合わせることで、ディスカッション、共同作業、意思決定を促進し、生産性改善などのメリットをもたらすという。

 正式版では、ベータユーザーのフィードバックを参考に機能を完成させた。オープンアーキテクチャを活用し、Box.netやScribdなどのサードパーティの技術を利用できる。Box.netはコンテンツにオンラインでアクセス/共有/管理できるプラットフォーム技術を、Scribdは「Microsoft Word」などのファイルをStreamWorksで直接閲覧できる文書リーダー技術を提供する。基本機能のみの無料版もある。



(Infostand)

2010/4/1 09:00