SSOアプライアンス「SSOcube」、AD連携など強化して出荷開始


 株式会社ネットスプリングは3月31日、シングルサインオン(SSO)アプライアンスの新製品「SSOcube」の出荷を開始した。

 SSOcubeは、Web系に限らず、さまざまなアプリケーションでもSSOを実現するアプライアンス製品。SSOcubeと通信するクライアント上のエージェントがPC画面を識別して、ユーザーID・パスワードなどを代理入力するのが特長。対象アプリケーションの画面や動作を事前に学習させることで、広範なアプリケーションに適用できるという。

 出荷に併せて機能強化も図り、Active Directory(AD)との連携を強化。ADを外部レジストリとして利用可能となり、Windowsログオン認証をSSOcubeで感知して、ほかの認証要求を省略できる。SSOcubeに登録されたアプリケーションに対して、マトリクス方式のワンタイムパスワードによる二要素認証も可能。

 また、ADのグループを分けることで、SSOcube複数台を運用可能となった。1部門をADの1グループに割り当て、その運用を1台のSSOcubeに割り振り、別部門を別のSSOcubeに割り振ることで、1000名以上の大規模にも対応するという。

 価格は、100ユーザーモデルが220万円(税別)から。ネットスプリングでは初年度100台の販売をめざす。




(川島 弘之)

2010/3/31 17:08