ラネクシー、他システムとの連携に対応した統合ログ管理システム新版


 株式会社ラネクシーは3月24日、統合ログ管理システムの新版「MylogStar 2.5」を発表した。

 MylogStarは、企業内のサーバー、クライアントPCの操作ログを取得して不正行為や情報漏えいの経路を見える化し、業務プロセスの改善に活用できる統合ログ管理システム。記録できるのは、管理対象となるサーバー、クライアントPCのログオン・ログオフ、アプリケーション、ファイルなどの操作内容やイベントなどで、OSのカーネルレベルで操作記録を取得しているため、正確なログ取得を行えるという。また問題発生時には、トレース機能によって記録をさかのぼった調査が可能。特定のファイルの更新履歴や、USBメモリで持ち出されたファイルの特定などを効果的に行える。

 新版では、Windows 7(32ビット)とWindows Server 2008 R2(64ビット)に対応したほか、Hyper-V、VMwareなどの仮想環境にも対応。さらに、CSV形式でのログデータ出力をサポートしたことで、BIツールなど、他システムとの連携が可能になった。ログの記録精度と収集性能を向上させ、メンテナンス性の向上、運用負荷の軽減を実現しているとのこと。

 加えて、ログデータの分析・レポートを行う「Analysis Option」、PC資産情報の収集を行う「Inventory Option」、スタンドアロンPCのログデータを統合管理する「Porter Option」の3つを標準機能(無償オプション)として取り込んでいる。

 価格は構成や数量によっても変わるが、ログデータを蓄積する「MylogStar Server」が、SQL Server 2008(1プロセッサライセンス)を含めた場合で78万円(税別)。管理対象となるクライアントPCごとに必要な「MylogStar Client」が、5~30ライセンスの場合で7200円(税別)/ライセンス、管理対象サーバーごとに必要な「MylogStar Client for Server OS」が、1~3ライセンスの場合で9万8000円(税別)/ライセンス、などとなっている。


(石井 一志)

2010/3/24 15:42