マカフィーが「Device Control」新版、ウイルス拡散を防止する新機能など


 マカフィー株式会社は3月18日、デバイス管理ソフトの新版「Device Control 9.0」を発表した。23日より販売を開始する。

 Device Controlは、USBメモリ・MP3プレーヤー・CD・DVDなどのリムーバブルメディアによる情報漏えいを防ぎ、データを保護する製品。ユーザーがオフィス内・自宅・移動中のどこにいても、これらのメディアにデータをコピーする方法を監視・制御できる。また、使用可能/不可のメディアを指定したり、コピー可能/不可のデータを指定したり、機密情報を格納するファイルサーバーなど特定のロケーションや、特定のアプリケーションからのコピーを制限するなど、きめ細かく管理できる。他製品と同様、「ePolicy Orchestrator(ePO)」による統合管理も実現している。

 新版では、ウイルス拡散を防止するため、リムーバブルメディアからのアプリケーション実行を制御する新機能を搭載。これにより、USBメモリからのウイルス感染や不許可アプリケーションの実行を防止できる。

 また、機密データの検出に使用される「ドキュメントプロパティ定義」を保護ルールで利用可能にした。これにより、特定のユーザーが作成したファイルや、機密文書テンプレートを使用したファイルなどを、リムーバブルメディアへコピーできなくすることが可能。

 さらにデバイスシリアル番号のリストをCSV形式でインポート・エクスポート可能にした。管理対象を追加する際にデバイスパラメータ管理が容易になるほか、リストをエクスポートすることで会社支給のデバイスを誰が使用しているか台帳管理も可能となった。

 無期限ライセンスの価格は8400円から。6月30日までの受注分はキャンペーンとして半額で提供する。




(川島 弘之)

2010/3/18 12:33