日立、Xeon 5600番台を採用した「BladeSymphony」


 株式会社日立製作所は3月17日、統合サービスプラットフォーム「BladeSymphony」のハイエンドモデル「BS2000」、小型高集積モデル「BS320」のサーバーブレードにおいて、同日発表されたインテルの最新プロセッサ「Xeon 5600番台」を搭載したモデルを発表した。同日より販売を開始する。

 BS2000は、Xeonを最大2基搭載可能なハイエンドブレードサーバー。メモリは最大144GB搭載でき、最大2枚の拡張カードと最大2枚のI/Oボードスロットを同時に搭載できるなど、多数のI/Oが必要な大規模システムに柔軟に対応できるのが特長。一方のBS320は、6Uサイズのシャーシに最大10枚のサーバーブレードが搭載可能な高集積ブレードサーバー。用途に応じて、5種類のサーバーブレードが用意されている。

 今回、BS2000の標準サーバーブレードとBS320の各サーバーブレードにおいて、Xeon 5600番台を採用することで、1サーバーブレードあたり最大12コアをサポート。これにより、処理性能の大幅な向上を実現するとしている。また、処理性能の向上によるデータ処理量増大に対応できるよう、8Gbpsのファイバチャネルアダプタのサポートも行われている。

 価格は、BS2000標準サーバーブレードが66万1500円から、BS320標準サーバーブレードが31万5000円から。





(福浦 一広)

2010/3/17 15:35