シトリックス、高性能プラットフォームを利用したWAF製品群-XMLの保護にも対応


 シトリックス・システムズ・ジャパン株式会社(シトリックス)は3月10日、Webアプリケーションファイアウォール(WAF)アプライアンス「Citrix NetScaler Application Firewall」5製品を発表した。価格はすべてオープン。

 NetScaler Application Firewallは、Webアプリケーションへの攻撃を防ぐためのアプライアンス製品。Web 2.0アプリケーションの高度な保護機能を搭載しており、HTMLとXMLに対してのセキュリティ機能を提供する。具体的には、XDoS(XMLサービス妨害)攻撃のブロックや、SOAPメッセージ・XMLペイロードのデータ型が適切かどうかを確認するスキーマ検証とフォーマットチェックの機能を搭載。さらに、SQLインジェクションとクロスサイトスクリプティングに対する防御機能、悪意のある実行形式ファイル、ウイルスを含んでいるアタッチメントのブロック機能なども提供できるという。

 ラインアップは、最大500Mbpsスループットの「MPX5500」から、最大5Gbpsスループットの「MPX12500」まで、5製品を用意した。すべて、高い処理能力を持つハードウェアプラットフォーム「Citrix NetScaler MPX」をベースにしており、もっとも近い競合製品に対して2倍のスループットレベルを提供できるとのこと。

 なお、今回の新製品のうち、「MPX 7500」「MPX 9500」「MPX 10500」の3モデルにおいては、利用分だけ支払うコンセプト「Pay-as-You-Grow」に従ったライセンスモデルが採用された。これによって、ライセンスのみのアップグレードで、性能と機能の拡張を行えるようになっている。




(石井 一志)

2010/3/11 11:00