米EMCや米Intel、クラウドセキュリティと規制順守の枠組みで協業


 米EMC、その傘下の米RSA Securityと米VMware、そして米Intelの4社は3月2日(米国時間)、クラウドコンピューティングのセキュリティと規制順守のための枠組みで協業すると発表した。それぞれの技術を組み合わせて、信頼できるクラウドインフラを容易に構築できるようにするという。具体的な提供開始時期は明らかにしていない。

 企業が社内に構築するプライベートクラウドにフォーカスしたもので、4社の技術を利用してクラウドの安全性と規制順守のためのフレームワークを構築する。

 Intelのチップセキュリティ技術「Trusted Execution Technology(TXT)」、VMwareの仮想環境、RSAのセキュリティ管理プラットフォーム「RSA enVision Security Information and Event Management」、EMCのガバナンス・リスク管理(GRC)ソリューション「Archer SmartSuite Framework」を組み合わせる。ArcherはEMCが先に買収したGRCベンダーArcher Technologiesの技術。

 このフレームワークを利用して、仮想環境でのハードウェアと仮想レイヤの情報を収集し、セキュリティ情報とイベント管理を利用して分析・評価する。クラウドのベースレイヤーでの透過性を高め、安全と規制順守対策をとることができるという。



(Infostand)

2010/3/4 08:45