マカフィー、セキュリティ運用プロセスを簡素化するソフト4製品


 マカフィー株式会社は3月1日、セキュリティ運用プロセスを簡素化する新製品として、「McAfee Application Control」「McAfee Change Control」「McAfee Embedded Security」「McAfee Integrity Monitor」を発売した。

 McAfee Application Controlは、サーバーとデスクトップ上で実行できるアプリケーションを信頼できるものに制限するソフト。ダイナミックにホワイトリストを生成し、すべての不正なスクリプトとDLLの実行を防止できる。IT管理者が承認済みアプリケーションのリストを手作業で管理する必要がなくなるのもメリット。

 参考価格は、1~25ライセンスの場合で1万9110円/ノード。

 McAfee Change Controlは、プロセスに従っていないシステムの変更や望ましくない変更を、プロアクティブに防止するソフト。この変更防止機能はポリシーと直接リンクされており、変更は変更元、時間枠、承認済み変更チケットと照合。ポリシーに従っていない変更があっても許可されずに、ログに記録され、管理者に警告が送信される。

 参考価格は、1~25ライセンスの場合で4万7250円/ノード。

 いずれもセキュリティマネジメントコンソール「McAfee ePolicy Orchestrator(ePO)」にて一元管理が可能。

 McAfee Embedded Securityでは、ATM、POS、多機能プリンタ、SCADA(Supervisory Control and Data Acquisition)、モバイルなどの組み込みデバイスへのセキュリティを実現する。デバイスメーカーはセキュアな組み込みデバイスを構築し、ポリシーに従っていないソフトウェアの変更を制御可能となる。

 価格は個別見積り。

 McAfee Integrity Monitorでは、継続的なファイル整合性モニタリング機能を提供する。同機能により、サーバー上のファイル・ディレクトリに対する権限変更を監視。すべての変更を継続的に検出し、ユーザーや変更に使用されたプログラムを含む詳細な情報を把握できるようにする。

 参考価格は、1~25ライセンスの場合で18万9000円/サーバー。


(川島 弘之)

2010/3/1 12:25