リコー、柔軟な価格体系が魅力のバックアップ&リカバリーサービス


 株式会社リコーは2月22日、ITサービス総合メニュー「ITKeeper」の新サービスとして、中小向けの災害対策・事業継続ソリューション「センターバックアップ&リカバリー」を提供開始した。

 顧客のサーバー上にある重要情報を自動的に、ネットワーク経由でデータセンターに保存し、災害や障害が発生した際にオンサイトでデータ復旧を行うサービス。バックアップ容量の最小単位5GBを月額9000円(税別)という低価格で提供するのが特長という。10GB以上利用する場合は、10GB単位で拡張可能(最大100GB)にするなど、保存したいデータ量に応じて細分化された料金設定とした。

 サービス内容としては、データを暗号化して送信・保存する「遠隔バックアップサービス」、リコーテクノシステムズのエンジニアがユーザー環境にて必要なツールを導入・設定する「オンサイト導入サービス」、遠隔バックアップの障害受け付け・切り分けと、ツールの操作問い合わせに電話で対応する「ヘルプデスクサービス」、バックアップ実施結果をレポートする「監視サービス」、障害発生時にユーザー環境で直接診断し、必要に応じてデータ復旧作業も無償で提供する「オンサイトリカバリーサービス」を用意。

 初期費用は、基本料金が8000円(税別)、設定費用が2万7000円(同)。利用料は、バックアップ容量5GBで9000円(同)/月、10GBで1万3000円(同)/月、20GBで2万1000円(同)/月、30GBで2万9000円(同)/月など。容量変更時には、変更設定費用として2100円(同)がかかる。

 リコーは、年間600社の販売をめざす。




(川島 弘之)

2010/2/22 12:23