TIS、ファルコンストア、日商エレ、バックアップ・DRサービスを提供

　TIS株式会社、ファルコンストア・ジャパン株式会社（以下、ファルコンストア）、日商エレクトロニクス株式会社（以下、日商エレ）の3社は2月16日、バックアップ・リカバリ（BR）およびディザスタリカバリ（DR）分野で協業すると発表した。BCP（事業継続計画）のための新サービス「BRDRスーパーシステムリカバリ」を3月より提供する。

　同協業では、ファルコンストアの「FalconStor CDP」、日商エレが販売代理店を務めるストレージ「3PAR」を活用。BR/DR環境を構築し、TISがITインフラ最適化支援サービス「IT@VSOP/災害対策・バックアップ統合」の新サービスメニューとして展開する。

　新サービスでは、データベースを含むWindows/Linuxサーバーからオンラインでバックアップを取得し、迅速なリカバリ環境を実現。FalconStor CDPと3PARを採用した高品質なBR/DR環境を、ユーザー共用型で提供することで低コスト化を図っている。セキュリティ面では顧客ごとにアカウント管理を実施し、HDD領域やネットワークのセパレート、ファイアウォールの設置、セキュリティ認証などを採用。共用でも安心して利用できるとのこと。

　価格は、初期費用が1万円/サーバー、月額費用が3万円/サーバーから。HDD容量は2000円/10GBで追加可能。3社は、これを第1弾として、今後も「BRDRシリーズ」を拡充する予定。具体的に、大阪心斎橋データセンターでもBRDRスーパーシステムリカバリをサービスインし、東京・大阪2拠点でのBR/DRに対応するほか、最短10分でシステムリカバリ可能な「仮想復旧用サーバ」も提供する。3社は営業面でも連携し、BCPに課題を持つ企業へ展開し、3年間で12億円の売り上げを目指す。