日立、POWER7を搭載したUNIXサーバー


EP8000 780/770/750

 株式会社日立製作所(日立)は2月10日、最新の「POWER7プロセッサ」を搭載したエンタープライズサーバー新モデルを発表した。ハイエンドサーバーとして「EP8000 780」、ミッドレンジサーバーとして「EP8000 770」「EP8000 750」を投入する。発売日はEP8000 750が2月12日、EP8000 780/770が3月31日。

 EP8000シリーズは、メインフレームクラスの信頼性と可用性を備えたUNIXサーバー。システム運用管理ソフト「JP1」をはじめとする同社製オープンミドルウェアに加え、OracleのDBMS製品、SAPのERP製品など豊富なサードパーティ製品に対応している。

 EP8000 780/770は、POWER7(3.86GHz/3.1GHz)を最大64コア、メモリを最大2048GB(2010年12月以降)搭載可能。EP8800 750は、POWER7(3.3GHz)を最大32コア、メモリを最大512GB搭載できる。新プロセッサ搭載により、現行モデルと比較してEP8000 780は最大約1.2倍、EP8000 770/750は最大約4倍、トランザクション処理性能を向上。併せて、EP8000 780では性能あたりの消費電力量を最大約80%削減し、EP8000 770では価格性能比を約6倍に向上したという。

 加えてEP8000 780では、POWER7の新機能「TurboCore」モードを活用することで、コア単位の性能が求められるデータベース処理などを高速化できるという。また現行モデルと比較して、設置面積を約50%、重さを約80%削減し、200V単相の電源を採用することで導入・設置を容易にした。

 価格は、EP8000 780が4021万5210円から、EP8000 770が1769万4180円からで、6月30日の出荷予定。EP8000 750が1109万9340円からで、3月31日の出荷予定。




(川島 弘之)

2010/2/10 18:31