独SAPのアポテカーCEOが退任、共同CEO体制へ移行


 独SAPは2月7日(現地時間)、同社のスーパーバイザリーボード(監査委員会)が、CEOのレオ・アポテカー氏と、SAPのエグゼクティブボードの一員としての契約を更新しないことで合意したと発表した。同氏は、CEOおよびSAPのエグゼクティブボードメンバーを即時退任している。

 アポテカーCEO退任後は、営業の責任者のビル・マクダーモット氏と、製品開発の責任者であるジム・ハガマン・スナーベ氏の共同CEO体制へ移行する。また、CTOのヴィシャル・シッカ氏がエグゼクティブボードメンバーに任命されたほか、共同創設者兼スーパーバイザリーボード会長のハッソ・プラットナー氏は、技術や製品開発においてアドバイスを行う立場を引き続き担うとしている。


(福浦 一広)

2010/2/8 18:12