NRIセキュア、Gumblarなどの「Web感染型マルウェア検知サービス」


 NRIセキュアテクノロジーズ株式会社(以下、NRIセキュア)は2月3日、Gumblar(ガンブラー)などによるWebサイトへの攻撃を24時間体制で検知する「Web感染型マルウェア検知サービス」の提供を開始した。

 同サービスでは、顧客のWebサイトを監視プログラムで定期的に巡回し、マルウェア感染を迅速に検知する。NRIセキュア開発の制御プログラムと、フォティーンフォティ開発のソフト「Origma+」で構成する監視プログラムを用いて巡回。プログラムの挙動に注目したヒューリスティック方式を採用することで、検知回避技術が高度化しているマルウェアも発見できるのが特長という。

 申し込みの顧客単位で専用監視サーバーを構築。NRIセキュアの日米3拠点で時差を利用した24時間365日の監視体制を敷き、感染を検知した場合は、分析結果とともにリアルタイムに顧客へ報告する。緊急連絡や対応方針の助言まで対応するため、迅速なインシデントレスポンスが可能という。

 価格は、監視サーバー(マルチドメイン対応)あたり36万8000円(税別)/月。マルウェア検知後の原因特定、証拠保全、影響範囲の調査、被害の拡散・再発防止まで実施する「セキュリティ事故対応支援サービス」も別途提供する。




(川島 弘之)

2010/2/3 16:41