NTTソフトなど3社、Salesforce CRMとマーケティング支援アプリの連携を可能に


 エヌ・ティ・ティ・ソフトウェア株式会社(以下、NTTソフト)は2月2日、株式会社シャノン、株式会社テラスカイと共同で、マーケティングと営業活動の効率化を実現する「SkyOnDemand for SmartSeminar」を開発したと発表した。同日より販売を開始する。

 SkyOnDemand for SmartSeminarは、顧客管理サービス「Salesforce CRM」、シャノンが提供するマーケティング支援アプリケーション「スマートセミナー」の両SaaS型アプリケーションを連携させ、マーケティング・営業活動の効率化を実現するもの。ベースとして、テラスカイとNTTソフトが共同開発したSaaS型システム連携基盤「SkyOnDemand」を用いている。

 具体的には、スマートセミナーで管理するキャンペーン結果と、Salesforce CRMで管理する営業活動結果を連携し、見込み客獲得から商談発生、商談成立までの一連の営業フローを統合管理できるようにする。この結果、キャンペーン別の商談成立件数と収益を算出可能になるため、マーケティング活動の投資効果の可視化を行えるという。

 また、スマートセミナーで管理している、申し込み履歴、メール履歴、来場履歴といった顧客情報から顧客の活動状況を数値化し、有望顧客のみをSalesforce CRMに登録する仕組みを搭載。これによって、効率的な営業活動が可能になるとした。あわせて、停滞リードや失注の情報をSalesforce CRMからスマートセミナーへフィードバックすることで、効果的な二次マーケティングも行えるとのこと。

 なお、Salesforce CRM、スマートセミナー、SkyOnDemandはすべてクラウド上で提供されるため、顧客はハードウェア、ソフトウェアの購入、開発、運用が不要となり、サービス利用度に合わせたコストで業務を実現できるメリットもある。

 価格は、初期費用が60万円(税別)から、月額サービス料金が7万円(同)から。

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(石井 一志)

2010/2/2 17:31