富士通と米Symantec、戦略的パートナーシップを拡大-グローバル市場向けに共同製品を開発へ


 富士通株式会社と米Symantecは2月2日、グローバルの戦略的パートナーシップを拡大すると発表した。データ保護、ストレージ管理、情報セキュリティなどの分野で、総合ソリューションを提供し、中堅から大規模までの企業において、コストダウンや多様な情報活用、リスク管理などのニーズに応えていくという。

 富士通では現在、製品を中心にグローバルでのビジネスを推進し、サーバー、ストレージはブランドや製品ラインアップをグローバルで統一して展開しているところ。一方のSymantecは、ハードウェアベンダー、SIerなどのグローバルパートナーとの提携を通じて、自社のソリューションが顧客企業に与える価値を最大化することを目指している。

 今回の提携は、こうした両社の思惑が一致したもので、富士通は、ストレージシステム「ETERNUS」やx86サーバー「PRIMERGY」と、Symantecのデータ/ストレージ管理ソフトウェア「NetBackup」「Backup Exec」「Backup Exec System Recovery」「Storage Foundation」、およびセキュリティソリューション「Symantec Endpoint Protection」を組み合わせて提供していくという。

 また両社は、それぞれの製品・サービスを組み合わせたソリューションを共同開発し、グローバル市場に提供する計画で、両社の強みを生かした共同製品によって、グローバルでのビジネス拡大を推進するとしている。




(石井 一志)

2010/2/2 11:40