ネットアップ、VMware向けストレージ運用管理ソフトの新版-最新環境や重複排除に対応


 ネットアップ株式会社は1月19日、仮想デスクトップ環境向けストレージ運用管理ソフトの新版「Rapid Cloning Utility 3.0」を発表した。2月1日の提供開始予定で、ネットアップのユーザー/パートナー向けサポートサービス専用サイト「NOWサイト」より、無償でダウンロード提供される。

 Rapid Cloning Utilityは、VMware製品とネットアップのストレージを連携し、デスクトップ仮想化環境の運用管理を効率化するソフトで、VMwareの仮想化管理ツール「VMware vCenter」にプラグインして利用する。新版では、最新のVMware View 4上で動作するOS、アプリケーション、データのクローンコピーをネットアップのストレージと連携して簡単に作成可能。VMware Viewとネットアップのクローニング技術「FlexClone」を連携して利用できるため、デスクトップ仮想化の際のストレージ容量の消費を最小限にとどめながら、容量の割り当てと仮想マシンの複製を容易に実行可能という。

 また、重複排除機能を新たに搭載しており、仮想デスクトップ上の重複するデータの削除を、VMware vCenterの管理画面から実行できる。さらに、ファイルシステムがNFSの場合は、割り当て容量をオンラインで拡張したり縮小したりする機能を利用可能とのこと。


(石井 一志)

2010/1/19 11:55