F5ジャパン、シャーシ型アプリスイッチ向け新ブレード-L7処理能力は最大72Gbps


 F5ネットワークスジャパン株式会社(F5ジャパン)は1月15日、シャーシ型アプリケーションスイッチ「VIPRION」専用のブレード「Performance Blade 200」を発表した。25日の発売を予定する。参考価格は2410万円(税別)。

 VIPRIONは、最大4枚のブレードを搭載できるシャーシ型のアプリケーションスイッチ。ボックス型プラットフォームと異なり、ブレードの増設によって性能を拡張していける特徴を持つ。

 今回のPerformance Blade 200では、CMP技術を利用できる2基のクアッドコアCPUの採用、メモリ搭載量の増強など、従来の「Performance Blade 100」よりもハードウェア性能を強化。4枚搭載時で最大72Gbpsのレイヤ7(L7)スループット、20万TPS(トランザクション/秒)のSSLトランザクションを実現し、市場最高レベルの性能を提供するとしている。

 適用領域は従来と同様で、SSL、圧縮、キャッシング、TCP Expressなどの機能をサーバーからオフロードし、アプリケーションの稼働に必要なサーバー台数の削減に寄与。また、レイヤ7処理能力などが従来よりも向上しているため、より高密度の統合が可能で、データセンターの消費電力、スペース、冷却コスト削減などにいっそう効果的としている。

 なお、Performance Blade 100も引き続き提供され、ブレードは2種類がラインアップされることになる。




(石井 一志)

2010/1/15 17:00