NEC、Core i7/i5搭載の企業向けPC－電力可視化機能も採用

Mate タイプME

VersaPro タイプVD

　日本電気株式会社（NEC）は1月12日、企業向けデスクトップ「Mate」および企業向けノート「VersaPro」の新製品を発表した。消費電力の可視化機能など搭載した4タイプ11モデルを投入する。

　デスクトップ「MateタイプME」、ノート「VersaPro タイプVD」では、4つのコアを持つCore i7 vPro、またはCore i5 vProを搭載。1つのコアで2つの処理を同時に行う機能や、高負荷時に動作クロックを自動的に向上させる機能により、高い処理性能を実現している。

　両タイプでは、消費電力を測定し、推移や過去の履歴を画面上に表示する「消費電力可視化機能」を搭載。省電力設定による節電効果が画面上で手軽に確認でき、利用者の省エネ意識を高められるほか、履歴を分析することで効率的な省エネ運用が可能という。

　Mate タイプMEでは、変換効率88％以上の高効率電源を搭載し電力損失を抑制。CPU・マザーボードの省電力化やSSDの採用などにより、動作時の消費電力を約23W（従来比約30％減）に抑えた。また、電源オフ時の消費電力を細かく制御するチップを新搭載し、待機時の消費電力も約0.3W（従来比約80％減）に抑えている。

　素材レベルでは、環境調和性に優れた難燃性バイオプラスチック「Nucycle」を本体プラスチック部の約90％に採用するとともに、植物由来成分を約30％配合した新開発のバイオ塗料を本体のフロントパネルに採用することで、環境に配慮している。

　Mate タイプME推奨構成は、Core i5-650（3.20GHz）、2GB DDR3メモリ、160GB HDD、DVDスーパーマルチドライブ、Gigabit Ethernet、Windows 7 Professionalなどで16万5000円（税別）。同低消費電力構成は、Core i5-650、1GB DDR3メモリ、64GB SSD、Gigabit Ethernet、Windows 7 Professionalなどで17万1000円（同）。

　VersaPro タイプVD推奨構成は、15.6型カラー液晶（1920×1080ドット表示可能）、Core i5-520M（2.40GHz）、2GB DDR3メモリ、160GB HDD、DVDスーパーマルチドライブ、Gigabit Ethernet、IEEE 802.11a/b/g/n、ニッケル水素バッテリ、Windows 7 Professionalなどで20万5900円（税別）。