米CAがサービスレベル管理のOblicoreを買収、サービス保証を強化


 米CAは1月11日(米国時間)、ITサービスレベル管理ソフトウェアベンダーの米Oblicoreを買収したと発表した。買収金額など詳細は非公開。クラウドを含むサービス保証分野を強化する。

 Oblicoreは大企業およびISPなどサービス事業者向けにサービスレベル管理ソフトウェアを開発・提供しており、主力製品の「Oblicore Guarantee」は、サービスのモニタリング、レポート、管理を自動化できるという。米Microsoft、独SAP、米IBMなどのシステムと統合してさまざまなデータソースと接続でき、トップダウン手法による透明性を特徴とする。顧客には、米AT&T、英BT、オランダINGなどがある。

 CAとは以前から提携関係にあり、「CA Spectrum Infrastructure Manager」「CA Service Desk Manager」「CA Wily Introscope」「CA eHealth」「CA Clarity PPM」などのCA製品との統合を実証済みとしている。

 Oblicoreの買収で、CAはサービスレベル設定、測定、最適化を強化する。2009年に買収したネットワーク性能管理のNetQoS、データセンター自動化のCassattとともに、事業とITの連携、クラウド向けサービスの強化を図る狙いだ。



(Infostand)

2010/1/12 09:00