日本オラクル、アプリ統合基盤「AIA」の新版-新たに16種類のプロセス統合パックを追加


 日本オラクル株式会社は11月30日、異種アプリケーション統合基盤の新版「Oracle Application Integration Architecture(AIA) Release 2.5」を発表した。同日より提供を開始している。

 Oracle AIAは、自社・他社の製品やシステムを、SOA(サービス指向アーキテクチャ)連携させるための基盤ソフトウェア製品群。特定の自社製品同士、あるいは特定の自社製品と他社製品との間を連携できるように、必要な設定・項目が事前に定義されている「プロセス統合パック」をはじめ、SOA構築フレームワークである「ファウンデーション・パック」、ビジネスプロセスを標準記述言語で図式化した参照モデル「リファレンス・プロセス・モデル」から構成される。

 新版では、Oracle CRM On DemandとJD Edwards Worldを連携させ、営業案件から見積もりまでのプロセスを支援するものや、 Siebel CRM内の見積もりと受注プロセスをSAP ERP内の受注プロセスと連動させ、受注から入金までのビジネス・プロセスをシームレスに行えるものなど、業界共通のプロセス統合パックを10種類追加。また、ヘルスサイエンス、公益フィールドワーク、ハイテク・製造など特定業種向けのプロセス統合パックも6種類追加し、全部で30種類のプロセス統合パックと、4種類のファウンデーション・パックをそろえられたとしている。




(石井 一志)

2009/12/1 14:07