セキュアヴェイル、複数アプリのログを連結分析できる「LogStare」新版


 株式会社セキュアヴェイルは11月18日、統合ログ管理システムの新版「LogStare Tetra Ver.4.2.0」を販売開始した。

 LogStare Tetraは、各種ネットワーク機器のアクセスログについて、収集・分析・レポート作成が可能な統合ログ管理システム。操作性に優れ、ログの分析結果を視覚的に分かりやすいグラフや表に展開できるという。

 新版では、LogStare Tetraに搭載されたログ解析支援ツール「ユニバーサルログパーサ」に新機能「ログ連結変換機能」を搭載した。これは複数のアプリケーションログをマッチングし、分析・監査に必要なデータを取り出し、連結・変換させる機能。

 例えば、DHCP環境下ではクライアントのIPアドレスが可変となるため、アプリケーションログにあるIPアドレスだけではクライアントの特定ができず、常にDHCPのログを参照しながら分析を行う必要がある。管理者にとっては多大な労力となっていたのだが、ログ連結変換機能を使えば、複数のログを連結して分析・監査が可能となるため、ログの精査が格段とスピードアップするという。

 また、新たに「辞書変換機能」と「日時変換機能」も搭載。

 アプリケーションから出力されるログ情報は、アプリケーション固有のコードでカテゴライズされている場合がある。こういった情報を分かりやすく表現するために、CSV形式で作成した辞書ファイルを使い、分析時にデータ変換できるのが「辞書変換機能」だ。

 一方、「日時変換機能」では、アプリケーション固有の日時フォーマットをユーザー自身で自由に定義可能にする。従来の日時変換では変換不可能だったフォーマットにも対応できるため、重要な日時データをさらに明確化できるという。

 最新版の価格は、98万円(税別)から。




(川島 弘之)

2009/11/18 18:00