米Amazon、「Amazon EC2」などのサービスゾーンをアジアに拡大

　米Amazon.comの子会社米Amazon Web Servicesは11月12日（米国時間）、自社クラウドサービスのインフラをアジア太平洋地域に拡大すると発表した。2010年前半からシンガポールを拠点として提供を開始する。料金はサービス開始時に発表する。

　Amazon Web Servicesは現在、北米に2カ所、欧州1カ所の合計3カ所にデータセンターを設置。各種クラウドサービスのインフラ（Availability Zone）を提供している。今回これをアジア太平洋地域に拡大。同地域の企業や開発者はインフラが近距離となることで、サービスの遅延などを改善できる。

　まず2010年前半にシンガポールに複数のAvailability Zoneを設け、同年後半に他のアジア地域にも拡大する。

　対象となるサービスは、「Amazon Elastic Compute Cloud（EC2）」「Amazon Simple Storage Service（S3）」「Amazon SimpleDB」「Amazon Relational Database Service（RDS）」「Amazon Simple Queue Service（SQS）」「Amazon Elastic MapReduce」「Amazon CloudFront」。