ウイングアーク、「1stホールディングス」を筆頭に持株会社体制へ


 ウイングアークテクノロジーズ株式会社(以下、ウイングアーク)は11月2日、「1stホールディングス株式会社」に商号変更し、同日よりグループ持株会社体制へ移行すると発表した。

 現在のウイングアークは1stホールディングスに商号変更するとともに、会社分割により「ウイングアークテクノロジーズ株式会社」を新たに設立し、ソフトウェア事業を継承。これにより今後は、1stホールディングスを筆頭に、グループ会社であるエフ・アイ・ティ、ディジタル・ワークス、HITコミュニケーションズ、フォー・クルー、文雅科信息技術(上海)、新ウイングアークの6社を束ねたグループ持株会社へと移行する。

 新設されたウイングアークでは、旧ウイングアークのこれまでどおり、帳票基盤ソリューション「SVF」、帳票運用管理ツール「RDE」、データ活用ソリューション「Dr.Sum EA」をはじめとした、国内・海外のソフトウェア事業を展開。製品開発・販売・導入支援・コンサルティングなどの提供を主な事業内容とする。

 また特に定めるものを除き、旧ウイングアークより資産・負債・契約上の地位などを継承しているため、今回の件に関して基本的に顧客に手続きをお願いすることはなく、本社所在地、営業所、製品・サポートなどの問い合わせ先、ならびに入金用の銀行口座にも変更はないとしている。

 ウイングアークは1stホールディングスの形成、持株会社体制への移行により、開発機能と販売機能のバランスを確立し、将来的な事業拡大にも柔軟な経営体制の構築をめざす方針。独創的な製品を常に提供できるよう、グループの総力を挙げて、サービス提供にまい進していくとしている。




(川島 弘之)

2009/11/2 15:56