レノボ、Windows 7搭載のエントリー向けノートPC「ThinkPad SL510」など

最大4本の指で操作可能なマルチタッチ搭載「ThinkPad T400s」も

 レノボ・ジャパン株式会社(レノボ)は10月16日、カスタマイズ可能なエントリー向けノートPCの新モデル「ThinkPad SL510」「同 SL410」を発表した。最新OSのWindows 7を採用し、マルチタッチ・タッチパッドを標準で搭載する。販売開始は10月22日の予定。また同時に、薄型ハイエンドノートPC「ThinkPad T400s」のマルチタッチ搭載モデルも発表された。

ThinkPad SL510ThinkPad SL410

 SL510は、15.6型ワイド液晶を搭載したエントリー向けノートPC。OSは最新のWindows 7 Professionalを採用したほか、Core 2 Duo P8700(2.53GHz)、最大8GBのDDR3メモリ、最大500GBのHDDなどを搭載でき、十分な処理能力を備えている。またグラフィック機能も、モバイルインテルGM45 Expressチップセットの内蔵機能に加えて、オプションで「ATI Mobility Radeon 4570」を選択可能。搭載する15.6型液晶は、1366×768ドット表示可能なLEDバックライト付きの光沢タイプで、光学ドライブはDVDスーパーマルチドライブに加えて、Blu-rayドライブを搭載可能になっている。

 インターフェイスは、USB 2.0×3、VGA、HDMI、eSATA/USB、音声入出力、Express/34カード、7-in-1カードリーダー、1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-Tポートなどを備える。バッテリは6セルのリチウムイオンで、駆動時間は約4時間。サイズと重量は、387×247×32~36mm(W×D×H)、約2.56kg。

 直販価格は、Core 2 Duo P8700、1GBメモリ、160GB HDD、DVDスーパーマルチドライブ、IEEE 802.11b/g/n無線LAN、Windows XP Professional(Windows 7 Professionalダウングレード)といった構成の「284753J」で9万1350円。

 また、メモリを2GBへ、HDDを250GBへ、無線LANをインテル Wireless WiFi Link 5100AGN(1×2)へそれぞれ変更した「28474ZJ」で9万7650円、さらにOffice Personal 2007を追加した「28474XJ」では11万8650円となっている。

 エントリー向けノートPCのもう1製品、SL410は、14.1型ワイド液晶を搭載。OSはWindows 7を採用し、Core 2 Duo P8700、最大8GBのDDR3メモリ、最大500GBのHDD、ATI Mobility Radeon 4570などを搭載できる。販売は、レノボ直販サイトのみで行われるとのこと。

 新モデルが提供されるT400sは、薄型・軽量が特徴のハイエンドノートPC。今回発表されたのは、マルチタッチ機能に対応したモデルで、1440×900ドット表示可能な、LEDバックライト付きの14.1型ワイド液晶を搭載する。これによって、文書やWebページ、写真などの閲覧時に、「つまむ」「ズーム」「タップ」「ページをめくる」などの多様な動作を、マウスを使わずに指を使って実行できるようになるという。また、同時に最大4本の指を使った操作を行えることから、複数のユーザーが一緒に画面をタッチして、共同作業するといった使い方も可能とのこと。

 なお、既存のThinkPad Xシリーズ/Tシリーズ/Rシリーズは10月22日に、ThinkCentre Aシリーズ/Mシリーズの一部については同日以降に、順次、Windows 7モデルを発表する予定。今回発表されたモデルについても、価格や詳細なスペックはその際に発表するとしている。




(石井 一志)

2009/10/16 13:11