アシスト、Sybase IQとWebFOCUSを活用したデータアクセス高速化製品


 株式会社アシストは9月29日、大量のデータアクセスを高速化するソリューション「WebFOCUS高速サーバ」を発表した。サイベース株式会社のデータウェアハウス(DWH)専用データベース「Sybase IQ」と、アシストが提供するBIプラットフォーム「WebFOCUS」を連携させた製品で、10月1日より販売を開始する。価格は739万円から。

 WebFOCUS高速サーバは、大量のデータアクセスを高速化し、検索レスポンスの改善とコスト削減を実現するソフトウェアソリューション。Sybase IQと、米Information Buildersが開発したWebFOCUSを組み合わせ、独自のビット化技術と圧縮機能を利用することで、最大70%の圧縮率(生データの場合)を実現するほか、一般的なRDBMSと比べてストレージ利用率を20%程度に抑えられるという。

 また、従来のデータベースで負担になっていた、データ量の増加に伴うチューニングやメンテナンス作業を簡略化可能。チューニングは、必要なインデックスを設定するだけでよく、定期的なメンテナンスが不要になるという。さらに、クエリ内容が変更された場合でもインデックス設計の変更とチューニングが不要になることから、データベース設計や運用管理面での負担も軽減されるとしている。

 価格は、最小50指名ユーザーから導入可能な「WebFOCUS部門高速サーバ」が739万円から、ユーザー数無制限の「WebFOCUS高速サーバ」が1272万円から。アシストでは、今後3年間で150ライセンスの販売を目指す。




(石井 一志)

2009/9/29 12:20