EMCジャパン、IT管理製品の新ブランド「EMC Ionixファミリ」


 EMCジャパン株式会社は7月16日、同社のIT管理製品ソリューション群を「EMC Ionixファミリ」ブランドとして統合したと発表した。

 Ionixファミリは、物理環境と仮想環境をシームレスに統合管理できるIT管理製品群。 「EMC Ionix for Service Discovery & Mapping」「EMC Ionix for IT Operations Intelligence」「EMC Ionix for Data Center Automation & Compliance」「EMC Ionix for Service Management」の4つのソリューションカテゴリーで構成される。

 EMC Ionix for Service Discovery & Mappingは、アプリケーションの物理的・仮想的な依存関係を可視化するソリューション。このソリューションを利用することで、サーバーとアプリケーションの正確なマッピングなどが行える。

 EMC Ionix for IT Operations Intelligenceは、物理環境・仮想環境のサービス監視を実現するソリューション。このソリューションを利用することで、仮想マシンと仮想サーバー、ネットワークの関係の可視化が可能。また、根本原因の自動解析機能が用意されているので、問題の管理を強化できる。

 EMC Ionix for Data Center Automation & Complianceは、ITインフラ全体を網羅するコンプライアンス管理ソリューション。社内規定、ベストプラクティス、社内ガバナンスポリシーに対する構成のコンプライアンス状況を評価することができる。また、EMC Ionix for IT Operations Intelligenceと統合することで、変更と構成のプロセスを活用することもできる。

 EMC Ionix for Service Managementは、ITILサービス管理を迅速に導入できるソリューション。サービスデスク、サービスカタログ、ナレッジベース、CMDB(Configuration Management Database)などが含まれている。

 今回統合されたファミリとすることで、サーバーやネットワーク、ストレージ、アプリケーションを含めて、物理・仮想のITインフラ全般にわたる管理機能を提供するとしている。



(福浦 一広)

2009/7/16 15:28