メタデータ、5W1Hで社内外の関連情報を自動検索できる社内SNS「Mext クルー」


 メタデータ株式会社は7月8日、社内外のコンテンツから5W1Hで関連情報を自動検索できる社内SNS「Mext クルー」を発表した。同日より販売を開始する。あわせて、有害情報フィルタ機能を搭載した社内SNS「Mext ウェル」を8月6日に発売することも発表した。

 Mext クルーは、オープンソースのSNSエンジン「OpenPNE」にセマンティック解析エンジンとさまざまな応用機能を組み込んだ社内SNS製品。部外秘の個人情報を自動で伏せ字にする機能を持つほか、執筆中の記事に関連する文書を自動検索する機能を用意。この自動検索機能は、社内ネットワークにあるWordやExcelファイルに対して、文書内の日付・執筆者・場所情報などの5W1Hの類似性をもとに関連度を判定してランキングできるのが特長となっている。また、同梱されているMext クリッパー for SNSを利用することで、社内外にある任意のWebコンテンツから5W1Hを抽出して要約した結果を引用する機能も用意。これを利用することで、日記やトピックなどを手短にまとめることができるとしている。

 一方のMext ウェルは、投稿された記事に有害情報が含まれている可能性がある場合、公開を保留できる社内SNS。セマンテック技術を活用することで、単なる用語の一致ではなく、文脈の中で問題となる表現かどうかを判定できるのが特長。

 価格は、Mext クルーの1サーバー運用ライセンスが、初期費用150万円、年間保守費が25%。Mext ウェルは、1サーバー運用ライセンスが、初期費用100万円、年間保守費が50%(有害情報フィルタ用辞書の四半期ごとの更新費含む)。同社は、今後2年間でそれぞれ50社への販売を目標としている。





(福浦 一広)

2009/7/8 18:24