「導入・構築から保守までおまかせ」リコーの中小向けサーバー導入・運用支援パック


 株式会社リコーは6月26日、ITサービス「ITKeeper」の中小事業所向けサービスとして「NETBegin SVパック」を同日より提供を開始すると発表した。

 今回発表されたNETBegin SVパックは、サーバーの導入・構築から保守・運用支援までをパック化して提供するサービス。サーバーOSはWindows Serverを採用。ハードウェアは、日立、富士通、日本HP、日本IBMの各社製品から選択できる。

 ハードウェア障害時にバックアップデータを利用して復旧する支援を標準で提供しているのが特長。また、ハードウェアの修理の手配から操作方法までをヘルプデスクで一元受付を行うなど、専任のサーバー管理者を持たない企業でも安心して利用できるサービス内容となっている。

 用途に応じて、「導入保守ST」「導入保守DX」「保守ST」「保守DX」の4つのメニューを用意。「導入保守ST」は、運用管理で必要となる設定詳細書の作成から、ハードウェアの導入・設定、Windows Server OSおよびソフトウェアのインストール、ハードウェア保守、初期導入状態へのリカバリー、ヘルプデスク、年2回の定期点検をサービスとして用意。「導入保守DX」は、導入保守STで提供されるサービスに加えて、システム稼働状態へのリカバリーを追加したもの。「保守ST」は、導入保守STから、ハードウェアの導入・設定、Windows Server OSおよびソフトウェアのインストールを取り除いたもの。「保守DX」は、保守STで提供されるサービスに加えて、システム稼働状態へのリカバリーを追加したもの。

 価格は、一括払いと月額支払いの2つの体系を用意。一括払いは3年契約と4年契約の2種類があり、「導入保守ST」でエントリーサーバーを利用する場合、3年契約時で53万円(税別)、4年契約時で59万4000円(税別)。「導入保守ST」でエントリーサーバーを利用する場合の月額支払いは、初期費用が14万円(税別)、月額1万3600円(税別)。それぞれサーバー1台あたりの価格。なお、料金にはサーバー本体、OS、ソフトウェアの価格は含まれていない。



(福浦 一広)

2009/6/26 16:43