オーシャンブリッジ、Office文書圧縮ソフトのファイルサーバー対応版


 株式会社オーシャンブリッジは5月28日、ファイルサーバー上のOfficeファイルを劇的に圧縮するソフト「NXPowerLiteファイルサーバエディション」を発表した。同日から販売を開始するとともに、リリース記念として6月末まで、通常見積り価格より10%割引するキャンペーンも実施する。

 NXPowerLiteファイルサーバエディションは、ファイルサーバーに保存されているOfficeファイル(Word/Excel/PowerPoint)を、ファイル形式はそのままで最小50分の1まで圧縮するソフト。設定したスケジュールに従い、ファイルサーバー上の指定ディレクトリ内を検索し、圧縮条件に適合するOfficeファイルを自動的に圧縮する。圧縮条件としては、「半年以上更新されていないPPTファイル」などが設定可能。

 圧縮の仕組みとしては、ファイルに張り付けられた画像や埋め込まれたオブジェクト(Excelグラフなど)を、それぞれ適した解像度やデータ形式に最適化する。このため、ZIP変換で小さくできなかったファイルでも劇的に圧縮することが可能という。

 効果としては、ファイルサーバーのストレージ使用量削減のほか、バックアップ、ウイルススキャンの所要時間短縮、ネットワークパフォーマンスの改善などが見込める。

 対応OSは、Windows 2000 Server/Server 2003。価格はファイルサーバーの台数、スペックなどにより個別見積り。

 同社ではこれまで、デスクトップ内のOfficeファイルを圧縮する「NXPowerLiteデスクトップエディション」を提供していたが、導入企業からファイルサーバー版の要望を受け製品化。これを記念して、通常見積もりの10%割引となる「ファイルサーバコスト削減キャンペーン」を実施するとしている。




(川島 弘之)

2009/5/28 15:35