ドリーム・アーツ、現場ノウハウの企業内流通が可能なWebデータベース新版


 株式会社ドリーム・アーツは5月19日、Webデータベース「ひびき Sm@rtDB」の新版「同 Ver.2.0」を発表した。データやファイルにとどまらず、業務の手順やフロー、ノウハウを含めた業務プロセス全体を共有する機能を搭載し、現場の業務最適化などを支援可能という。価格例は、1000ユーザーの場合で、1ユーザーあたり9000円(税別)。5月20日より販売を開始する。

 ひびき Sm@rtDBは、大規模組織のビジネス現場で利用可能な文書データベース。直感的なWebデータベース機能、きめ細かなセキュリティを実現できる文書管理機能、ワークフローを構築するためのプロセスエンジンなどを備え、幅広い業務で利用できる。

 今回の新版では、現場のシステムを企業内に流通させる場である「IMP(インターナルマーケットプレイス)」機能を搭載した点が特徴。現場に蓄積されているノウハウや工夫を業務プロセス単位に集約して全社で共有することが可能になるため、業務の標準化による全体最適の実現を支援できるという。

 具体的には、現場のシステムを、文書、データベース、ワークフローなどの業務遂行に必要なツールに分類・整理し「業務アプリケーション(アプリ)」としてひとまとめに取り扱える。例えば、情報の登録・閲覧、申請フォームの起動、参考の情報サイトなど業務に必要なデータベース内外のシステムをリンクとして一画面に集約できるほか、初めて業務に携わる人でも業務手順やシステムの使用方法が分かるように、ドキュメントリンクをリッチテキストで表現する機能も備える。


(石井 一志)

2009/5/19 17:26