ハンモック、「心地よいインターフェイス」を搭載したPC運用管理ソフト


WPFで心地よいインターフェイスを実現。左上のアイコンにカーソルを合わせると、メニューがふわっと浮き上がる

 株式会社ハンモックは5月13日、クライアントPC運用管理ソフト新製品「AssetView PLATINUM」を発表した。9月末に販売開始する。

 AssetView PLATINUMは、「AssetView GOLD」の後継となるクライアントPC運用管理の新製品。AssetView GOLDは、クライアントPCの運用管理を支援する各機能の中から必要な機能のみを選択して導入するもので、必要のない機能にかけるコストを抑えられる反面、機能ごとに管理画面が異なり、管理に煩雑さを伴うという課題があった。

 AssetView PLATINUMでは、機能ごとの導入に対応しながら、すべての機能を同一画面で管理できるようにしたのが特長。vProにも対応したため、運用管理工数を大幅に削減できるという。

 提供される機能は「PC操作ログ管理」「IT資産管理」「個人情報検索」「自動インストール」「不正PC遮断」「リモートコンソール」の6種類。これらを「ハードウェア」「アプリケーション」「ドキュメント」という3つの視点から管理し、情報やリソースの統制を行う。

 一元管理を実現したインターフェイスでは、マイクロソフトの協力の下、新たに「Windows Presentation Foundation(WPF)」を採用。使いやすさだけではない「楽しさ」や「心地よさ」を実現したとしている。このインターフェイスでは、Windows Vistaでタスクバーにカーソルを合わせた時のように、閉じているタブなどにカーソルを乗せると隠れた領域が一時的に表示されたりする。このため普段使わないアイコンを常時表示しておく必要がなくなり、これにより、多種の機能を同一画面に統合することが可能になったという。

 また、設定とレポーティングをシームレスに行う「ナビゲーション機能」が搭載された。このうち、設定を簡素化する「シンプル設定」では、標準的な設定テンプレートを用意。導入後すぐさま運用が開始でき、必要に応じて柔軟なカスタマイズにも対応した。レポートも目的に応じて都度分析操作を行うことなく、任意のタイミングで自動的に出力できる「オートレポーティング」の搭載で、PDCAサイクルが容易に回せるようになったとする。




(川島 弘之)

2009/5/13 17:49