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Korea IT Network JAPAN 会長の金田直己氏
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Korea IT Network JAPAN(KIN-JAPAN、会長・金田直己)は、今年度下期の活動として、日本および韓国のIT関連企業や関係省庁による講演などを行う「KIN Conference2004」を開催することを明らかにした。
KIN-JAPANは、日本の総務省あるいは経済産業省に相当する情報通信部の下部組織のひとつである韓国ソフトウェア振興院(KIPA)によって設立された非営利団体。米サンノゼには、KIN-USA、中国・北京にはKIN-Chinaがそれぞれ設置され、韓国とそれぞれの国のIT企業とのビジネス交流、支援を図るのが目的。
KIN-JAPANは2002年10月に発足。それ以来、日本への進出を図る韓国IT企業の橋渡し役として、あるいは情報提供、ビジネス活動支援などを行ってきた。
KIN-JAPANの金田直己会長は、「韓国のIT企業の支援だけでなく、日本の企業が韓国でビジネスを行うきっかけ、あるいは連携して中国に進出するような場を提供したい。また、韓国の通信産業、IT産業のレポートなども用意し、日本の企業の参考にしてもらいたい」として、双方向型の活動を目指している。
今年度下期の活動としては、11月17日に都内のホテルで開催を予定しているKIN Conference2004の開催を主軸に、日韓両国のIT関係者の相互交流を図るイベントを実施する計画。
KIN Conference2004では、韓国情報通信部政策局や経済産業省からの挨拶のほか、坂村健東京大学大学院教授による講演、韓国サムスンによる講演などを予定。日韓のIT関係者あわせて約200人の参加を見込んでいる。
また、韓国からのIT関係者などが来日して、日本の企業との情報交換や交流を図るイベントのほか、11月には韓国・大田において、日本のIT関係者が参加した交流会を開催する。
「日本のIT関係者が韓国に出向くのはKIN-JAPANとしては初の試みとなる。大田に本拠を持つIT関連企業の紹介やビジネスマッチングが期待できる」(金田会長)としている。
12月には在日韓国企業を対象にした専門家総会や、12月4~5日には、韓国・ソウルで米・中・日および韓国の活動報告などを行うKIN-World in Koreaを開催し、日本からも関係者が参加する予定。
■ URL
Korea IT Network JAPAN
http://www.kin-japan.jp/
( 大河原 克行 )
2004/09/15 19:55
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