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センドメール、仮想環境に対応したメールサーバーソフト新版


 センドメール株式会社は4月16日、Windows用メールサーバーソフトの新版「Sendmail Advanced Message Server 2.0 J Windows」を提供開始すると発表した。参考価格は、250ユーザー規模で88万円から。5月11日の発売を予定する。

 Sendmail Advanced Message Serverは、MTA、POP/IMAPサーバー、専用データベースによるメールストアを1つに統合したメールサーバーソフトで、数百万アカウント以上に対応可能なスケーラビリティを備えている。またWebベースのGUIから、これらの各コンポーネントを同一の操作性で設定できるほか、管理者権限分散機能により、サイト管理者、ドメイン管理者などに権限を一部委譲し、運用管理を効率化することも可能という。

 今回の新版では、新たにWindows Server 2008と、Hyper-Vの仮想環境に対応した。仮想環境への対応により、ハードウェアの効率的な利用が可能になるため、ハードウェアコストや電力を含む運用コストの削減などが見込める。また、ユーザーごとに複数のドメインを管理・運用しているメールホスティング事業者、事業部ごとにドメインを持つ大企業、グループ企業などに対しても、1ドメインに1つの仮想マシンを割り当てる運用を採用することで、エンドユーザーごとにカスタマイズされた環境を、短時間で提供できるメリットがあるとのこと。

 なおセンドメールでは新版にZIP圧縮/PDFパスワード、迷惑メール(スパム)対策ソリューションをバンドルしたパッケージ製品も提供する。これらは、個別に導入する場合と比べ、最大で約35%低価格になっているとしている。



URL
  センドメール株式会社
  http://www.sendmail.co.jp/
  プレスリリース
  http://www.sendmail.co.jp/company/press/html/20090416.html


( 石井 一志 )
2009/04/16 14:37

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