株式会社アプレッソは4月14日、データ連携ミドルウェアの最新版「DataSpider Servista 2.4」を発表した。4月13日より出荷を開始している。
DataSpider Servistaは、複数のアプリケーション間でのデータ連携を実現するミドルウェア製品。新版では、アダプタ群の強化に加え、セキュリティと操作性を向上した。
アダプタ群の強化では、対応接続先を拡張。データベース系では、「Oracle Database 11g」「DB2 V9.5」に対応し、4月下旬に「SQL Server 2008」に対応する予定。このほか、ファイル系で「Excel 2007」、アプリケーション系で「Lotus Domino 7.0」「SAP ECC 6.0」「Dr.SUM 3.0」に対応。4月下旬には「Lotus Domino 8.0」にも接続可能となる。
セキュリティ機能の強化では、FTPS(FTP over SSL)接続やSFTP(FTP over SSH)接続に対応したほか、HTTPS通信機能や、Script Runnerファイルの暗号化に対応した。
操作性の強化では、スクリプト開発環境「デザイナ」でUndo/Redo機能に対応したほか、SQLウィザードで作成したSQL文の再編集機能などに対応。また、開発環境を起動しなくてもヘルプが参照できる機能、データ項目間を関連づける「マッパー」における変換ロジックのプロパティ編集機能、ネットワーク切断時の開発環境「Studio」の動作耐性などが強化された。
また、同ミドルウェア自体の対応プラットフォームでも、Windows Server 2008、AIX 5L V5.3/6.1がサポートされた。既存ユーザーにはマイグレーションキットを提供し、DataSpider Servista 2.4へのバージョンアップ移行を支援するとのこと。
■ URL
株式会社アプレッソ
http://www.appresso.com/
プレスリリース
http://www.appresso.com/pressrelease/pr20090414-dataspider.html
■ 関連記事
・ アプレッソ、1000項目以上の強化を図ったデータ連携ミドルウェアの新版(2007/12/25)
( 川島 弘之 )
2009/04/14 17:05
|