株式会社野村総合研究所(以下、NRI)は10月2日、オープンソースソフトの導入・構築を支援する「OSS基盤構築サービス」をパッケージ化すると発表した。170プロジェクト以上の導入実績を基に、標準化された新サービスとして同日より提供する。
OSS基盤構築サービスは、OSS導入時の支援サービス。従来は個別対応で行ってきたが、今回、4つのサービスにパッケージ化することで、より低コストで利用できるようにする。
新たに提供するのは、1)Webアプリケーションサーバー導入サービス、2)Webアプリケーションサーバー基盤構築サービス、3)データベース導入サービス、4)オープンソース・システム基盤構築サービス。
1)では、Tomcat・JBossの導入サービスとして、パラメータ設計やインストール作業を行う。2)では、Tomcat・JBossに加え、ApacheやDBMS(Oracle、MySQL、PostgreSQL)との接続設計・設定作業を含む、サーバー基盤の設計・構築を行う。3)では、MySQL・PostgreSQLの導入サービスとして、パラメータ設計やインストール作業を行う。4)では、Tomcat・JBoss、MySQL・PostgreSQLを活用したWebシステムにおける、システム基盤の全体設計・構築を行う。Webアプリケーションサーバー2台、データベースサーバー2台の冗長構成とし、信頼性の高いシステム基盤を構築するという。パラメータ設計、インストール作業、疎通確認テスト、および障害テストを行う。
パッケージ化されたサービスにより、企業が気軽にOSS導入できるようにすることで、商用製品からオープンソースへのリプレースを促進する意向。NRIでは、今後3年間で200社への導入を目指す。
■ URL
株式会社野村総合研究所
http://www.nri.co.jp/
ニュースリリース
http://www.nri.co.jp/news/2008/081002_2.html
( 川島 弘之 )
2008/10/02 15:07
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