株式会社NTTデータは8月11日、日本オラクル株式会社と協業し、自社のシステム基盤構築ソリューション「PRORIZE」のOracle版を開発すると発表した。PRORIZEの構成製品に、日本オラクルの製品・技術を組み込んでいくという。
PRORIZEは、信頼性の高いシステム基盤の組み合わせを、NTTデータがあらかじめ設定・検証し共通化したオープンシステム向けソリューション。ベンダー間での製品の相性問題にも対応するほか、開発から運用保守までのシステムライフサイクル全般をカバーするのが特徴で、システム構築のたびにシステム基盤の設定・検証を行う必要がないため、高品質な基盤を短期間で構築できるという。
今回は、このPRORIZEのラインアップに日本オラクル製品を追加。「Oracle Database」、ミドルウェア製品群「Oracle Fusion Middleware」が持つさまざまな機能を生かしつつ、顧客ニーズの変化に対して柔軟に適応できる構成を目指していくとした。なお、PRORIZE仮想化基盤モデルの第1弾としては、Xenベースの仮想化ソフトウェア「Oracle VM」を採用したモデルを、2009年3月までに提供する予定で、SOA(サービス指向アーキテクチャ)を実現するためのスイート製品「Oracle SOA Suite」を採用したモデルについても、同じスケジュールでの提供を予定するとのこと。
■ URL
株式会社NTTデータ
http://www.nttdata.co.jp/
日本オラクル株式会社
http://www.oracle.co.jp/
ニュースリリース
http://www.nttdata.co.jp/release/2008/081100.html
( 石井 一志 )
2008/08/11 18:08
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