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富士ソフト、「Google Apps Premier Edition」の本格販売を開始 |
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Googleと国内初の販売代理店契約
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Google Apps Premier Editionは、GoogleのWebメール「Gmail」を中心としたコミュニケーション・コラボレーションツール。1人あたり25GBという大容量のメール容量と、99.9％のメールシステム稼働を保証する高可用性を備えているとともに、高い信頼性と安全性をもつセキュリティサービスを導入し、メールフィルタリングによってウイルス感染や情報漏えいを防止する。また、多言語に対応しているため、国内だけでなく世界的な規模で企業内のシームレスなコミュニケーションを低コストで実現することが可能になる。 これまで、国内では利用が限られていたが、今回、グローバル化にともなう国内企業のニーズに対応するため、富士ソフトではGoogle Apps Premier Editionに関してGoogleと国内初の販売代理店契約を締結。Google Enterpriseのパートナーとして、企業向けに積極的に販売を行っていく。 富士ソフト副社長営業本部長の堀田一芙氏は、「これまで当社は、業務システムを1つ1つ手作りで組み上げていくSIerとしてビジネスを展開してきたが、今後、Gmailを始めとするGoogleの技術がエンドユーザー向け広く浸透すれば、Windowsのように企業の情報システムに大きな影響を与えてくるだろうとの声が、当社ユーザーからも多く挙がるようになってきた。今回、こうしたユーザーの環境変化に対応していくため、Googleと販売代理店契約を締結することにした。当社のもつ販売力や信頼性を生かして、Googleの提供するクラウドコンピューティング技術を国内で展開していく」と述べている。 また、グーグル代表取締役社長の村上憲郎氏は、「Google Apps Premier Editionの販売を開始してから約1年が経つが、徐々に当社の展開する新しいSaaSアプリケーションへの理解度が高まり、引き合いも増加している。今回、富士ソフトがパートナーに加わることで、充実したサポート体制のもとで、より多くの企業向けにGoogle Apps Premier Editionを提供できるようになり、国内での普及がさらに加速すると期待している」と語った。
さらに、ISO27001の認証を取得し、堅牢なセキュリティサービスを備える同社データセンターを活用して、Google社やユーザーのデータセンターに保管されるデータをアーカイブやバックアップとして安全に保管することで、ユーザーからの高度な情報セキュリティニーズに対応する。 Google Apps Premier Editionを利用したFSSaaBISの導入効果としては、社員数1000人の場合、現行システム（メール、グループウェア）の年間運用コスト4365万円を、年間2100万円まで削減することができ、イニシャル費用込みで3年間を比較すると8715万円の経費削減効果が期待できるという。 Google Apps Premier Editionの価格は、1ユーザー年間6000円から。今後5年間で約65億円の売上げを目指す。 ■ ＵＲＬ 富士ソフト株式会社 http://www.fsi.co.jp/ ニュースリリース http://www.fsi.co.jp/company/news/080611.html ■ 関連記事 ・ 富士ソフトがSaaS事業に参入－“日本”にある安心感を強みに（2008/05/12）
（ 唐沢 正和 ）
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