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仮想マシン方式と比べて10倍以上の集約が可能なOS仮想化ソフト「Virtuozzo」


VirtuozzoとVMwareなど仮想マシンを用いる方式との違い

米SWsoft、Virtuozzoシニアプロダクトマネージャのアンドレイ・モルガ氏

米SWsoftヨーロッパ&アジアオペレーション ディレクタのSoeren von Varchmin氏
 SWsoft株式会社は12月5日、OS仮想化ソフト「Virtuozzo」を中心とした同社の製品および戦略に関する記者向けの説明会を開催した。

 Virtuozzoは、1つの物理サーバーとOSインスタンス上にVE(Virtual Environment:仮想環境)と呼ばれる独立したパーティションを作成することで、OSそのものを仮想化する製品。Windows版とLinux版が用意されている。対応するプラットフォームは、x86、x64、Itanium。

 VMwareやVirtual Serverなど一般的な仮想化ソフトは、ハードウェアをエミュレートすることで複数のOS・アプリケーションを稼動させるのに対して、Virtuozzoは物理サーバー上のOSに対して仮想アクセスできる環境を提供する仕組みを採用しているのが特徴。

 米SWsoftのVirtuozzoシニアプロダクトマネージャのアンドレイ・モルガ氏は、「VMwareなどは仮想マシンを使っているため、ホストOSとゲストOSは完全に分離している。そのため、(パッチ適用やセキュリティなどは)ゲストOSごとに管理を行わなければならない。これに対して、VirtuozzoはOSを仮想化して利用するため、管理するOSは1つ。また、集約率も高く、1つの物理サーバーで100以上のVEを稼動させることが可能。仮想マシンを用いる場合に比べて、2〜10倍以上の集約率となっている」と紹介。

 個々のVEは完全に分離しているため、障害が起きた場合もVE単位で完結でき、他のVEへの影響もないと説明する。「そのほか、サービスを停止することなく、物理サーバー間でVEを移動できるライブマイグレーションも用意している。これを利用することで、1秒以内で他の物理サーバーに移行することが可能」(モルガ氏)とビジネスの継続性を損なうことなく利用できる点をメリットとして挙げた。

 Virtuozzoはホスティング事業者やデータセンターなどで採用されており、全世界で1万以上のサービスプロバイダで利用されているという。今後はエンタープライズ市場にも力を入れていく考え。米SWsoftヨーロッパ&アジアオペレーション ディレクタのSoeren von Varchmin氏は、「企業向けでは、VMwareという大きなライバルが存在する。われわれとしては、VMwareが対応できていないItanium向けソリューションなどで戦っていくつもりだ」と、直接競合しない分野から攻めていく考えを示した。
【お詫びと訂正】初出時、Varchmin氏の氏名を間違って記載していました。お詫びして訂正します。

 価格は利用形態などにより異なるが、企業向けの場合1CPUあたり1000ドル。なお同社では、2007年第一四半期に最新版のVirtuozzo 4.0を投入する予定。




URL
  SWsoft株式会社
  http://www.swsoft.co.jp/


( 福浦 一広 )
2006/12/05 15:06

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