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「OSはネットワーク」−セールスフォース・ドットコムのオンデマンドCRM新製品
株式会社セールスフォース・ドットコムは11月24日、オンデマンドCRMアプリケーションの最新版「salesforce.com Winter'05」を2004年末にリリースすると発表した。料金は1ユーザーのみのPersonal Editionは無償で、Professional Editionは1ユーザー7500円/月、Enterprise Editionは1ユーザー1万5000円/月、Team Editionは5ユーザーまでで9万6000円/年となる。
salesforce.comのCRMアプリケーションは、米salesforce.comのデータセンターからオンデマンド提供されており、ユーザーはWebブラウザを用いてアクセスする。アメリカではすでに9月より最新版が提供されているが、12月末より日本語版が国内向けとして提供される予定。
salesforce.com Winter'05のアーキテクチャ
「ASPというとカスタマイズできないイメージが強いが、ウィザードベースで容易なカスタマイズが可能になっている」としたのは、株式会社セールスフォース・ドットコム 執行役員 マーケティング本部長の山本哲也氏。salesforce.comでは、オンデマンドでアプリケーションの機能を提供するため、「アーキテクチャのベースとなるOSはネットワーク」と位置づけられている。アプリケーションの基盤となるsforce.comは、最新版の5.0へとバージョンアップされ、その上にカスタマイズ基盤となる「customforce.com」が新たに追加された。バックエンドのデータベースについてはOracleが採用されている。またAPIも公開されているため、他システムとの連携にも柔軟に対応している。
さらに、Yahoo天気など外部のWebサービスをHTMLに取り込んで表示することも可能になった。またSummer'04から新たに取り入れられたグループウェアの機能についても、今回さらに拡張され、ほかのユーザーのスケジュール確認をはじめとして機能面の使い勝手が向上している。これは「日本からの機能要求が反映されたもの」とのこと。
このほか、CRMとして納入商品管理の機能が新たに追加された。これにより「リース期限に基づいてアラートを通知し、時機を見てセールスをかけることも可能になる」という。このほか分析系についても、OR条件の指定や過去のある時点での分析に対応、累積レポートの機能などが追加されている。
管理面でも、特定のロール内のみ管理者権限を実行できる委任の機能などが追加され、標準オブジェクトに対するアクセス制限も設定可能になった。また画面上部のタブオブジェクトは最大で200まで、顧客データのカスタム項目については300までの拡張に対応した。ディスク容量についても50ユーザーの標準容量が1GBへと拡張されている。
salesforce.comは、国内でもすでに600〜700社に導入されており、日本はアメリカに次いで大きな市場といえる。導入規模については、「小規模、中規模、大規模での売り上げがほぼ1/3ずつになっている」とのことで、1人から利用しているユーザーも多いとのことだ。同社では50ユーザー程度からの導入の場合には、パートナーと共同でコンサルティングやSIサービスも提供している。既存システムとの連携の規模にもよるが、「3週間から3カ月の期間」での導入が可能とのこと。
salesforce.comは1月単位での導入が可能なオンデマンドの提供形態のため、「社内での利用が広まらなければ、契約は簡単に打ち切られてしまう」という。しかしその導入や運用の容易さから、ユーザーが増加を続けている。今後も「営業をアウトソースする場合など、5ユーザー、10ユーザーからの導入ニーズなどもとらえていきたい」とした。
なお既存ユーザー環境についてもシームレスに最新版へと移行する。「使い勝手は全く変わらないため、利用していて気付かない場合もあるでしょう」とのこと。
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URL
株式会社セールスフォース・ドットコム
http://www.salesforce.com/jp/
( 岩崎 宰守 )
2004/11/24 17:23
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