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NEC、チェック・ポイントのソフトを搭載したUTMアプライアンス－冗長化構成にも対応 |
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UNIVERGE UnifiedWallは、ファイアウォール、IPsec/SSL VPN、侵入防御（IDS/IPS）、ウイルス対策、URLフィルタリングといった機能を統合したUTMアプライアンス。特徴は、「境界のセキュリティ確保のために必要な機能を、ひとそろえ標準で提供する点」（NEC 第一システムソフトウェア事業部 統括マネージャーの田中伸佳氏）で、NEC製のハードウェアプラットフォームをベースに、チェック・ポイントのソフトウェアを搭載して提供する。また、NECの統合管理環境「SmartCenter」が標準で付属するため、複数のアプライアンスがネットワーク上に存在する場合でも、セキュリティポリシーを一括管理可能。2台のアプライアンスを併用すれば、二重化構成も組めるほか、オプションでWebアプリケーションファイアウォールの機能も追加できる。 加えて、「当社がIAサーバー『Express5800シリーズ』で培ってきたハードウェアの信頼性」（田中氏）も特筆できるとのことで、保守についても、全国に展開している同シリーズのサポート拠点を幅広く活用する考え。UNIVERGEソリューション推進本部 統括マネージャーの篠原明彦氏は、「ソフトウェア的な安心・安全をチェック・ポイントが提供し、ハードウェア面では当社が高い信頼性を提供する。Express5800で培ったハードウェアの信頼性は、当社が想定する顧客にマッチするのではないか」と述べ、両社の協業による価値を強調した。 ラインアップには性能やインターフェイスの異なる3製品を用意する。最上位の「UnifiedWall 4000」と中位機の「同 2000」は、いずれも1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T×8と100BASE-TX/10BASE-T×1を備え、ファイアウォールスループットはそれぞれ最大4.5Gbps、2Gbps。両製品ともHDDはミラーリング構成になっており、HDD障害時も継続運用を行える特徴を持つ。また下位機の「同 1000」は1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T×4と100BASE-TX/10BASE-T×1を搭載し、最大1Gbpsのファイアウォールスループットを備えている。 価格は、UnifiedWall 4000が429万円、同 2000が288万円、同 1000が162万円。また冗長構成用の特別価格も用意されており、2代目のハードウェアとライセンスをあわせて、それぞれ354万円、241万円、137万円となっている。使用環境は、上位モデルから順に1500名、800名、250名程度を想定するが、ユーザー数による追加課金は発生せず、必要なスループット性能に応じて適したモデルを選択する、シンプルな形で提供するとした。 なお、NECでは、すでにセキュリティ製品を多数提供しているが、篠原氏は、この製品を提供する背景について、「セキュリティへ関心が高まる中で、顧客の要件も、保護レベルから運用レベルまで、細かく、高度になっている」とコメント。幅広い品ぞろえを提供することで、顧客のニーズに応えていくとした。主な販売対象としては、中堅・中小企業市場を想定し、幅広い業種に向けて展開する意向だ。
■ ＵＲＬ チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ株式会社 http://www.checkpoint.co.jp/ 日本電気株式会社 http://www.nec.co.jp/
（ 石井 一志 ）
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