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台湾JFETEKが日本進出、情報漏えい対策製品で“メイドイン台湾”を訴求
左から、JFETEK JAPAN楊漢仲社長、JFETEK曾志雄社長、JFETEK JAPAN井之上雅人部長
エージェントのインストール画面−初回Webアクセス時にこの画面が表示される。クライアントにソフトを配布する手間を低減
台湾JFETEK TECHNOLOGY(以下、JFETEK)は2月13日、日本市場への参入を発表した。株式会社K&L JAPANグループの100%子会社として、1月に日本法人JFETEK JAPAN株式会社を立ち上げた同社は、企業の内部脅威に対応する製品「MIS Keeper 日本語版」を国内投入、2月下旬から提供を開始する。
JFETEKは、台湾のセキュリティ企業。内部犯行による情報漏えいを防止する製品を主力に、台湾・中国・香港・タイなどで活動を行っている。今回、新たに日本市場へと参入を図る同社は、クライアントおよびアプリケーションの管理・監視アプライアンスを2月下旬より国内発売する予定。今回行われた記者発表会では、JFETEK、代表取締役社長の曾志雄(スコット・ツェン)氏をはじめ、JFETEK JAPAN、代表取締役社長の楊漢仲氏、ならびに取締役システム技術部長の井之上雅人氏が登壇し、製品ならびに日本での戦略について説明を行った。
日本参入に当たり、メールバックアップ・検索ソリューション「eMail Keeper」、情報セキュリティイベント監視ソリューション「DVR Keeper」などをラインアップする同社は、まず主力製品のMIS Keeper展開を図る。これは企業内のクライアントPCやアプリケーションの利用状況を管理し、ポリシーに反する利用に対しては制御をかけることが可能なアプライアンス製品。
導入の容易さが特長で、設置はインターネットの出口(ルータの手前)にインラインで配置するのみ。設置後、クライアントPCがインターネットアクセスしようとすると、初回のみエージェントをインストールするための画面に飛ぶ。案内に従ってインストールを実行すれば、クライアント側の準備もすべて整ってしまう。
「インストールを完了しなければ、ユーザーはインターネットに接続することもできないので、確実にユーザーに配布することが可能。この種の製品では、クライアントソフト配布が非常に手間だが、その点をしっかり考慮した設計となっている。このエージェントインストールの仕組みは、台湾・中国・日本にて特許を出願中だ」(井之上氏)。
主な機能としては、クライアントPCのアプリケーション・ハードウェア利用を制御することが可能。エージェントがインストールされた時点から、自動的にクライアントPCに導入されているソフトウェア資産の情報を収集し、利用の可否を設定することができる。、専用の管理画面上に、クライアントPCの画面をリアルタイムに表示し、いま、社員が何をしているかを常時把握することも可能だ。「これは実際に監視するというよりは、こういうことができることで、内部犯行の抑止としての効果が期待できる」(井之上氏)。
そのほかネットワーク接続管理機能として、社員が閲覧しているWebサイトのURLをすべて履歴に残すことも可能。必要に応じて特定のクライアントPCの、FTP/HTTP/BBSの利用を制限するといった対応が行える。こうした管理をグループごとに設定できる点も特長で、「営業、総務、開発など任意にグループを設定できるため、管理・設定も柔軟に行える」と井之上氏はアピールした。
また、インスタントメッセンジャーまわりの管理機能も搭載する。「台湾ではIM利用が活発で、金融やコールセンター業務などでチャットを利用し、その会話履歴を保存するといった業務形態が当たり前」(ツェン氏)という。そこでMIS Keeperでは、Yahoo、MSN、Skype、ICQなどの会話内容録音のほか、送受信およびファイル転送などの利用を制限できるようになっている。
日本では、「Skypeというと家庭内向けというイメージが強いのか、企業での利用はまだあまり進んでいない」(井之上氏)が、ウイルス対策ベンダなどが今後のセキュリティ脅威の上位にIMを挙げているように、「今後普及していくことは十分考えられる。IMに関する機能は、同製品でも大きな特長として訴求していきたい」(同氏)としている。
クライアントPCの稼働状況
設定したグループ単位での管理設定も可能
アプリケーション管理−クライアントPCにインストールされているソフトを自動で認識し、利用可否の設定が可能
新たに検出された未確認のアプリケーションも、随時管理対象として登録可能
各アプリケーションの利用時間統計
Webサイト閲覧ログ−ユーザーごとにすべてのアクセス履歴を保存することが可能
ソフトウェア資産管理画面−ここから望ましくないソフトウェアをアンインストールすることもできる
クライアントPCの画面をリアルタイムに監視できる−社員の不正操作の抑止効果が期待できる
メッセンジャー設定画面
なお、日本での戦略について井之上氏は次のように語る。「日本ではパートナー網構築が急務。東京を中心に、関西・九州など地域ごとにパートナーを作り、当社はサポートや開発など後方支援に徹するつもり。そのためにパートナーエンジニアの教育に努めるほか、マスコミへの露出を高めるなどマーケティング施策を講じていく予定」。
またツェン氏は、著しい台湾の成長ぶりを紹介。JFETEKは2005年、台湾の南港ソフトウェアパークに設立された。同パークは政府の資金援助により立てられた施設で、ソフトウェア・ハードウェア、さらには研究開発などを行う企業が400〜500社ほど、従業員数にして3万5000人ほどが勤めているという。ツェン氏は「メイドイン台湾というとHDD、というイメージがあると思うが、現在セキュリティやソフトウェアの伸長も激しい。日本市場に参入というこの機に、台湾のソフトウェア技術もアピールしていきたい」と意気込みを見せる。
こうした製品・施策・思惑の下、JFETEK JAPANでは、初年度50ユーザー、1億円の売り上げをめざす。
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URL
JFETEK TECHNOLOGY
http://www.jfetek.com/
K&L JAPAN
http://www.klj-g.com/
( 川島 弘之 )
2008/02/13 17:23
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