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文書を“安全に共有・配布が行える”ようにする、無償のファイル形式変換ツール


 株式会社オーシャンブリッジは4月25日、Microsoft Officeをはじめとするアプリケーションの文書ファイルを変換して、コンテンツセキュリティ技術の実装を可能にするソフト、「Net-It Now」の日本語版を発表した。同ソフトは、専用Webサイトから無償でダウンロードを行える。

 Net-It Nowは、米Informative Graphicsが開発したセキュリティソフト。印刷可能な文書/画像ファイルを、コンテンツセキュリティ技術「Visual Rights」が埋め込まれ、256ビットの暗号化が施された「CSF(Content Sealed Format)ファイル」に変換できる。Microsoft Office製品の場合はツールバーに追加された変換ボタンをクリックすることで、そのほかのWindowsアプリケーションでは、Net-It Nowをプリンタとして選択し、印刷作業を行うことで、変換が実施される。

 CSFファイルに変換された後は、印刷やテキストコピーの可否、閲覧パスワード、閲覧可能期限、印刷・表示用透かしなどを設定できる。また同形式の表示は、無償のビューワソフト「Brava! Reader」によって行える。

 オーシャンブリッジによれば、「CSFファイルに変換することにより、ファイルが手元を離れて一人歩きするメールやWebサイトなどの環境でも、コンテンツのセキュリティのコントロールが可能になる」としており、今後は、Visual RightsとCSFファイルに対応する各種ソフト、ソリューションを提供していく予定とのこと。

 対応OSは、Windows XP/2000/Server 2003で、Microsoft Officeのファイルを変換する場合は、Word/Excel/PowerPoint 97以降などが必要となる。



URL
  株式会社オーシャンブリッジ
  http://www.oceanbridge.jp/jp/
  プレスリリース
  http://www.oceanbridge.jp/jp/news/release/20050425.html
  Net-It
  http://www.net-it.jp/


( 石井 一志 )
2005/04/25 11:45

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