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米SonicWALL、セキュリティアプライアンス最上位機などを発表


 米SonicWALL Inc.は6月3日、同社の提供するセキュリティアプライアンスの最上位機種となる「SonicWALL PRO5060」、無線LANアクセスポイント「SonicPoint」、セキュリティソフトウェア「Distributed Security Client(DSC)」などの新製品を発表した。


IPS標準搭載の最上位機「PRO5060」

SonicWALL PRO5060c
 今回発表されたPRO5060のラインアップには、1000Base-Tポート×6の「SonicWALL PRO5060c」と、1000Base-Tポート×4、1000Base-SX(SCコネクタ)ポート×2を持つ「SonicWALL PRO5060f」の両製品が用意されている。スループットは、SPI(ステートフルパケットインスペクション)ファイアウォールスループットが1Gbps以上、IPsec VPNスループットが500Mbps。PRO5060では、OSには最新版のSonicOS 2.5を採用しており、ポリシーベースルーティング、無線LAN管理機能など、さまざまな機能が追加されている。

 米SonicWALLのワールドワイドマーケティング上級副社長、ダグラス・ブロケット氏が「今のネットワークにおいては、インターネットからLANを守るだけでなく、LANからLANを守ることも必要になった」と語ったように、WANからLANに対してのセキュリティだけではなく、LAN内でのセキュリティも重要になっている。そこで、PRO5060はIPSの機能を標準で搭載。LAN内の1セグメントをほかのセグメントから保護するようにも設定できるため、持ち込まれたPCからワームがネットワーク内へ拡散するような事態を防ぐことが可能という。

 PRO5060の価格は、初年度保守費用や2,000ユーザー分のグローバルVPNクライアントライセンスなどを含み、2,680,000円(税別)から。出荷開始は6月末〜7月はじめを予定している。

 なお米SonicWALLでは3月の時点でIPSを提供すると発表しており、PRO5060以外の製品にも6月中旬よりオプションとして提供されるほか、SonicOS 2.5も、順次各製品に対して提供される。


エンドポイントセキュリティを強化する「DSC」

 パーソナルファイアウォール機能をVPNソフトウェアに統合したDSCでは、エンドポイントのセキュリティを向上できることに加え、VPN接続時にSonicWALLアプライアンス側から最新ポリシーを強制的に適用することが可能。ポリシーを受け入れないPCはネットワークへの接続を許可しないため、常にセキュアな状態でVPN接続を行える。

 さらに同社では、2003年12月のMcAfeeとの提携によって、「ネットワークアンチウィルスサービス」を提供している。このサービスは、ウイルス対策ソフトのパターンファイルが最新でないクライアントPCに対し、SonicWALLアプライアンスが強制的にWebサイトからパターンファイルをダウンロードさせるもので、DSCと組み合わせることによって、セキュリティレベルをより高めることができるという。同社では、今後こうしたパターンファイルのアップデートも、DSCに統合する方向で検討している。

 DSCの価格は、5ユーザーで49,000円(税別)、100ユーザーで323,000円(同)。2年目以降も継続使用する場合は、別途更新料が必要となる。


セキュアな大規模無線LANを構築できる「DWS」

 SonicPointは、IEEE 802.11a/b/g準拠のデュアルバンド/トリプルモードのアクセスポイントで、IEEE 802.1x認証やWEP、WPAなどのセキュリティ機能、IEEE 802.3af準拠のPoE、不正アクセスポイント検知機能などに対応する。同社では、無線LAN製品「SonicWALL TZW」によって、IPsec VPNを無線LANで利用し、セキュリティを向上させるソリューションを従来より提供していた。しかし同製品は、IEEE 802.11b準拠のアクセスポイント機能とファイアウォール、VPNなどの機能をすべて備えたオールインワンタイプで、1カ所のみにアクセスポイントを設置して利用するような場合には問題ないものの、規模の大きなオフィスには向かなかった。

 そこで同社では今回、SonicOS 2.5で追加された無線LAN管理機能を利用して、新しいソリューションの「Distributed Wireless Solution(DWS)」を提供する。DWSでは、無線LANアクセスポイントのみに機能を絞ったSonicPointを使用し、アクセスポイント管理、VPNセッションの生成、ファイアウォールなどはSonicWALLアプライアンス側に任せることで、分散型無線LANアクセス環境を実現した。何台までアクセスポイントを管理できるかは、TZ170では2台まで、PRO5060では128台まで、といったようにアプライアンスのモデルによって異なり、オフィスの規模などを考慮して製品を選択する。

 なお、今回発表された製品がラインアップに加わったことに対して、米SonicWALLのカントリーダイレクタ、後藤 聖治氏は「あらゆるビジネスシーンに対するセキュリティソリューションを提供できる(ようになった)」と述べ、自信の程を示した。


SonicPoint カントリーダイレクタ、後藤 聖治氏


URL
  米SonicWALL,INC.
  http://www.sonicwall.com/japan/


( 石井 一志 )
2004/06/03 20:46

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