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CentreCOM VX811R
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アライドテレシス株式会社は5月8日、VDSL(Very high bitrate DSL)ルータ「CentreCOM VX811R」と、その子機にあたるVDSLコンバータ「CentreCOM VX502EX」を発表した。5月9日より出荷を開始する。
VX811Rは、住宅やビルなどの構内へ敷設された電話線を利用して、上り/下りともに最大100Mbpsのデータ転送を可能にする「VDSL2」規格に対応したルータ。高周波帯域を使用しているため、同一電話線上で音声やISDNと同時に利用することも可能で、ネットワーク構築のコストと期間を短縮できる。こうした特性を生かして、マンション、ホテル、オフィスビルなどで、インターネット利用環境の構築を容易に行えるという。
インターフェイスは、WAN向けの100BASE-TX/10BASE-Tポート×1と、LAN向けのVDSLポート×8、100BASE-TX/10BASE-Tスイッチポート×2を備え、最大8回線のVDSLライン収容に対応する。またルータ機能のほかレイヤ2plusスイッチ機能を内蔵しており、各ラインポート間のセキュリティを確保しつつ、インターネットへの高速アクセスを実現可能とのこと。価格は22万8000円(税別)。
一方VX502EXは、小型軽量のプラスチックシャーシを採用したVDSLコンバータで、インターフェイスはVDSLポート×1、100BASE-TX/10BASE-Tポート×1を搭載する。通信設定は、接続先のVDSLルーター側のポート設定と同期して自動設定されるため、個別に行う必要はないという。価格は2万円(税別)。
■ URL
アライドテレシス株式会社
http://www.allied-telesis.co.jp/
ニュースリリース
http://www.allied-telesis.co.jp/info/news/2007/nr070508.html
( 石井 一志 )
2007/05/08 17:45
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