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Closファブリックを採用し“100Gigabit Ethernetを見据えた”大容量ルータ |
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BigIron RXシリーズは、最大1.5Tbitのスイッチング容量を実現可能なレイヤ2/3スイッチ。ハーフサイズのモジュールを利用できるため、顧客の必要なものを柔軟に組み合わせて、さまざまな要件に対応できるという。加えて、管理モジュール、スイッチファブリック、電源をそれぞれ冗長構成にでき、単一障害点を持たないハードウェア構造を採用しているため、可用性の確保を行える。 ラインアップには3モデルが用意された。そのうち、「BigIron RX-4」は4Uサイズの筐体に4つのハーフスロットモジュールを搭載でき、最大384Gbpsのスイッチング容量を持つエントリーモデル。中位モデルの「BigIron RX-8」は7Uサイズの筐体に8つのハーフスロットモジュールを搭載可能な製品で、スイッチング容量は最大768Gbpsまで拡張できる。 また最上位モデルにあたる「BigIron RX-16」では、14Uの筐体に最大16のハーフスロットモジュールを搭載可能。標準の7フィートラックであれば3シャーシを収納でき、合計で最大192基のワイヤスピード10Gigabit Ethernet（GbE）ポートをサポートする。 価格は7月の出荷開始時に決定されるとのことだが、「Closファブリックという新しいアーキテクチャを採用。2004年に発表したMG8と比べると、25％安い価格で倍の10GbE密度を実現できる」（米Foundry Networksのレイヤ2/3スイッチング＆ルーティングソリューションビジネスユニット 副社長、ケン・チェング氏）。
ただし、一般的な機能を備えていれば対応可能な企業向け製品と異なり、サービスプロバイダ向けの製品には、顧客のさまざまなニーズに対応した機能が求められるという。このためXMRシリーズでは、VPLSやBGP/MPLS（RFC 2547）といったVPN関連機能、より細かいQoS機能などを備え、「（ビデオ、ボイス、データの）トリプルプレイサービスにも、容易に対応可能だ」（チェング副社長）。 また価格面では、「競合製品と比べた最大の特徴は価格」とチェング副社長が述べるように、ポート単価は10GbEで6250ドル、GbEが900ドルと、「シスコ、ジュニパーといった競合に比べて1/20の低価格を実現した」という。同副社長は、「パフォーマンス、密度に優れた製品を、説得力のある価格帯で提供することによって、ジュニパーやシスコから市場を奪える」と意欲的にアピールした。 なおチェング副社長によれば、「両シリーズとも、フルスロット1つあたり96Gbpsの容量を確保していることから、2～3年後の規格策定時には、そのまま100GbEに対応できるスケーラビリティがある」とのことだ。 加えて今回は、FastIron X424Fによってエッジにおける製品の多様性を拡張した。これまで同社では、FastIronシリーズとして、1000BASE-T対応の製品を用意していたが、今回は100/1000BASE-Xに対応した製品を新たに提供する。 最大構成で24ポートの100/1000BASE-X、4ポートの1000BASE-T、2ポートの10GbEに対応する同製品の特徴は、「ファイバーのポートごとに100BASEなのか1000BASEなのかをコンフィグできること」（チェング副社長）。これによって、古いファイバーと新しいファイバーが混在する環境でも1台での対応が可能となるため、チェング副社長は「ネットワークエッジでのアグリゲーションに最適」と述べた。 ■ ＵＲＬ ファウンドリーネットワークス株式会社 http://www.foundrynetworks.co.jp/ ■ 関連記事 ・ 米FoundryジョンソンCEO、「ポート密度の高く、安い10GbE製品で顧客を支援する」（2005/03/04）
（ 石井 一志 ）
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