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自販機を利用した無線LANデータ通信サービス、2005年末に提供開始
無線LAN新事業のイメージ
IEEE 802.11gと4×2 MIMOの比較表。なお、NLOSは見通し外通信、LOSは見通し可能な通信を意味する
平成電電 代表取締役 佐藤賢治氏
平成電電株式会社とドリームテクノロジーズ株式会社は8月12日、広域無線LAN事業へ本格参入を行うと発表した。この事業では、全国の飲料自動販売機に無線LANアクセスポイントを設置するとともに、ブロードバンド回線を敷設して無線LANネットワークを構築、アクセスインフラとするのが特徴。この事業では、まず定額制のデータ通信サービスを早ければ2005年末に開始する。
平成電電では、こうした無線LAN事業の展開とネットワーク構築を担当するとともに、事業展開に必要な、携帯端末や基地局などのハード/ソフトの開発を担当する。「少なくとも10万台の自動販売機を設置し、最終的には人口の90%をカバーする。投資金額は大ざっぱに見て、200〜300億円」(平成電電 代表取締役 佐藤賢治氏)。またドリームテクノロジーズ側でもハード/ソフトの開発を行うほか、携帯端末を利用した各種コンテンツの開発を計画している。
無線LAN技術に関しては、IEEE 802.11gのほかに、両社が7月に計1億8000万円を出資した、株式会社キューウェーブの独自技術を用いる。同社では、送信に4本、受信に2本のアンテナを利用する、4×2のMIMO(Multi Input Multi Output)送受信ダイバシティ技術を用いて、1Mbps通信時、100km/hで走行中に500mの通信距離を確保する技術を開発。これを用いることで、従来の無線LAN技術に比べて幅広いエリアをカバーできるという。なおこのMIMO技術では、IEEE 802.11b/gと同じ2.4GHz帯を使用しており、2005年6月にLSIサンプルが完成する予定。通信速度は最大31.5Mbpsとなっている。
提供されるサービスとしては、定額制のデータ通信サービスと、VoIPでない独自プロトコルを使用した通話サービスを予定している。まず、データ通信サービスは早ければ2005年末に開始される予定で、「月額通信料、データ通信カードの料金とも、既存のデータ通信サービスよりも安価な額で提供する」(佐藤氏)という。通話サービスはその6カ月後程度から開始したいとしているが、電話番号がどうなるのか、どういった料金で提供するのかなどの詳細に関しては、今後検討するとのこと。
なお今回の無線LAN事業では自動販売機を利用するが、この自動販売機の開発、販売、ネットワーク化を株式会社ホーキングが担当する。同社では、通信回線を使って自動販売機のデータを集計するテレメトリング事業を手がけており、このネットワークをテレメトリングにも利用するという。また、無線LANネットワークの設計・運用監視や、ISPへのローミングサービス提供などを、株式会社IRIコミュニケーションズが行う。
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URL
平成電電株式会社
http://www.hdd.co.jp/
ドリームテクノロジーズ株式会社
http://www.dreamtechnologies.com/
株式会社キューウェーブ
http://www.que-wave.com/
株式会社ホーキング
http://www.forking.co.jp/
株式会社IRIコミュニケーションズ
http://www.iri-com.co.jp/
( 石井 一志 )
2004/08/12 18:18
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