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日本IBM、SANストレージ仮想化装置のエントリーモデル


SVC エントリー・エディション
 日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、日本IBM)は11月13日、ストレージ仮想化を実現するアプライアンス「IBM System Storage SAN ボリューム・コントローラー」(以下、SVC)のラインアップに、「SVC エントリー・エディション」を追加すると発表した。価格は782万4075円からで、従来製品と比べ、約30%安価になっているという。出荷開始は11月21日から。

 SVCは、SAN環境に存在する多数のストレージを、1台の装置に見立てて管理できる製品。日本IBM製品のみならず他社製品も含めた、30種類以上のサーバー環境、150種類以上のストレージ製品をサポートする。管理はGUIを用いて行え、既存システムに大きな変更を加えずに導入可能。古いストレージから新しいストレージへデータ移行させる場合も、サーバーの動作やアプリケーションを中断することなく実施できる。

 今回提供される新製品はSVCのエントリーモデルで、サポートするHDDの最大数を60に制限したほか、従来、論理容量1TBごとに課金していたライセンス体系をHDD1台ごとにあらためて、低価格での提供を実現したという。また、ビジネスの成長にあわせて拡張していけるように、SVCの標準モデルへそのまま移行することも可能とのこと。



URL
  日本アイ・ビー・エム株式会社
  http://www.ibm.com/jp/
  プレスリリース
  http://www-06.ibm.com/jp/press/2008/11/1301.html


( 石井 一志 )
2008/11/13 12:02

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