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OSに依存しないRAIDコントローラを搭載したラックマウントサーバー


Vintage V1シリーズ

同シリーズで採用されているRAIDコントローラ
 株式会社日本コンピューティングシステム(以下、JCS)は6月18日、「JCS ラックマウントサーバーソリューション」のラインアップに、ハードウェアRAIDコントローラを採用した「Vintage V1シリーズ」を追加し、7月1日より出荷を開始すると発表した。

 Vintage V1シリーズは1Uラックマウント型のIAサーバーで、CPU、チップセット、ネットワークインターフェイス、拡張スロットなどの違いにより、5モデルが用意された。このうち、Pentium 4モデルの「Type V1-1UXT」「Type V1-1UXE」は、同プロセッサの2.80~3.40GHzを1基、Xeonモデルの「Type V1-1UGS」「Type V1-1UGT」「Type V1-1UGI」では、2.40~3.20GHzのXeonを2基搭載する。

 Vintage V1シリーズの特徴は、搭載しているハードウェアRAIDコントローラがドライバを必要とせず、OSに依存しないこと。これを利用すると、Windows、Linux、Solarisなどすべてのプラットフォーム上でミラーリングが可能になる。またHDDはホットスワップが可能で、ディスク交換後に自動的にRAIDボリュームを再構築するオートリビルドにも対応しており、可用性、耐障害性が向上したという。

 価格例としては、Pentium 4 2.80GHzを1基搭載し、メモリ512MB、120GB IDE HDD×2、Gigabit Ethernet×2を備えたType V1-1UXTが180,600円から。また、Xeon 2.40GHzを2基搭載し、メモリ512MB、120GB IDE HDD×2のType V1-1UGTが260,400円から。

 対応OSはモデルによって異なるが、Type V1-1UXTはWindows Server 2003/2000/XP、Type V1-1UGTではWindows Server 2003/2000/XP、Red Hat Linux 8/9 など。なお、全モデルともOSは付属しない。



URL
  株式会社日本コンピューティングシステム
  http://www.jcsn.co.jp/


( 石井 一志 )
2004/06/18 15:23

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