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米Sun、DRM標準化プロジェクトを開始、「DReaM」をオープンソース化


 米Sun Microsystemsは8月21日(米国時間)、オープンソースのDRM(デジタル著作権管理)標準開発イニシアティブ「Open Media Commons」を発表した。自社DRM技術の「DReaM(DRM/everywhere available)」を公開し、企業や開発者に参加を呼びかける。Sunは同日、DReaMのソースコードをCDDI(Common Development and Distribution License)ライセンス下で公開した。

 社長兼COOのJonathan Schwartz氏が、米コロラド州で開催されたイベント「Progress and Freedom Foundation Aspen Summit」(主催:Progress and Freedom Foundation)の場で発表した。Schwartz氏はOpen Media Commonsを、「顧客のプライバシーを尊重し、メディアの正しい利用を確実にし、かつ利用を促進する形で著作権などのIP(知的所有権)を保護する技術」と紹介している。

 Open Media Commonsの中核技術は、SunがSun Labsで開発を進めてきたDReaMとなる。DReaMは異なるDRMシステムの互換性を実現するためのDRM-OPERA、ストリーミング技術のJava APIのJava Stream Assembly(JSR-158)、ストリーミングサーバー技術のSun Streaming Server(SSS)で構成される。中でも、DRM-OPERAはハードウェア、OS、メディアのフォーマットに依存しないアーキテクチャで、端末ベースではなくユーザーベースでのライセンスを実現するという。

 DRMでは、携帯音楽プレーヤーの「iPod」とオンライン音楽ストア「iTunes Music Store」を持つ米Apple Computerは「FairPlay」を、米Microsoftは「Windows Media DRM」を推進するなど、各社がばらばらな技術を開発・利用しており、互換性の問題が指摘されてきた。



URL
  米Sun Microsystems
  http://www.sun.com/
  Open Media Commons
  http://www.openmediacommons.org/
  プレスリリース(英文)
  http://www.sun.com/smi/Press/sunflash/2005-08/sunflash.20050822.2.html


( Infostand )
2005/08/23 08:44

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